コレクション 江戸大西家 初代大西定林造『長閑形釜』大西浄長極 江戸幕府御用釜師

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小ぶりで風炉にちょうどよい釜です。地紋は芦、鐶付の蕨がとても洒落ています。作られてから300年近く経過しており、釜肌はとても味わい深く育っております。内部の状態も良好で、水漏れなく煮え音も良い音がしております。長閑形と極めてありますがで茶道資料等ではあまり登場しませんので珍しい形だと思います。蓋は味わいのある唐銅製のものが備わっています。箱は大西家13代浄長の極箱で、蓋裏に「長閑形釜 一胴径六寸ニ分 一口廣三寸五分半 一鐶附蕨 但芦地紋有之 右釜享保年時代五郎左衛門作無紛者也 甲寅初秋日 御釜師 大西清右衛門 孝信(花押)」として印が捺してあります。*甲寅…大正3年(1914)浄長極箱。水漏れなし。胴径19㎝ 口径10.7㎝ 高さ13.4㎝(蓋含まず) 底径12.8㎝≪作者≫▢大西定林(おおにしじょうりん)?~享保12年(1727)釜師。通称~五郎左衛門。江戸大西家初代。京都三条釜座の大西家2代浄清の次男。父に従って江戸に下り、別に江戸大西家を立て、幕府御用釜師となった。江戸大西家は10代まで数えたが、3代五郎左衛門まで御用を務めた後休職し、名越弥五郎の下職として制作したという。≪極め≫▢大西浄長(おおにしじょうちょう)慶応2年(1866)~昭和18(1943)千家十職(釜師)。大西家13代。浄典の長男。名 清右衛門、諱 孝信、号 清右衛門。茶道衰退の時代に家業を継ぎ、苦しい時代を過ごしたが、明治後半には茶道の興隆に力を傾けた。橋本関雪や山元春挙の下絵を鋳込んだ釜など、日本画家との合作も多く残している。謹厳実直な性格を映して、釜作も生真面目さが表れている。【参考文献】落款花押大辞典 淡交社茶の湯釜 淡交社#自分だけの茶道具を持ってみませんか#茶の湯#釜#風炉釜#侘び#釜師#茶道具#江戸大西#五郎左衛門#定林#千家十職#大西清右衛門#鉄#蕨#鐶付#三千家#表千家#武者小路千家#裏千家#御好#薄茶#茶道#濃茶#好み物#古美術#茶室#茶会#京都種類···茶道具主な素材···鉄

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