新品で購入しようとすると想像の何倍もするハカランダ単板が贅沢に使用されたギターです。70年代に日本で作られたジャパンヴィンテージで、下位モデルは市場に出ますが、このモデルはレアです。W-80は裏板がハカランダ単板、もしくは合板仕様のものの両方があります。このギターの裏板はハカランダの複雑な杢目模様が表裏一致しており、専門店スタッフからも単板で間違いないと言われております。 検索をすれば、同じスペックのギターが紹介されておりますので、参考にされてください。 裏板のハカランダ単板、側板のハカランダ合板に目立つキズはありません。50年以上経過しているとは思えないボディをしています。Gibson系の音質で、レスポンスが良く、ハカランダ特有の奥行き感のあるバリンとした鳴りが味わえます。また、中音域から高音域に特徴があり、スネアドラムを叩いたときのような飛び出し感を感じます。個人的により、高音を抑えたかったので、John Pearseのフォスファーを張り、素朴さの中に少しの煌めきが入るようにしました。その結果非常にマッチしましたので大満足しています。ネックはストレートで、元起きやネジレ無し、弦高が低くハイフレットまで演奏性は快適です。弦高調整でブリッジ表面も削られておらず、またトラスロッドは現状ほとんど締めこまれておらず左右にスムーズに回ります。CHAKIに良くある、ヘッドの耳部分の剥がれはありません。トップのスプルース単板には経年もあり、当てキズ、擦りキズ、ピックキズがあります。ヘッド周囲にはセルバインディング割れの修理痕があります。（演奏や音質には影響ありません。）ネックのセルバインディングにヘアークラックが入っています（ヒビ割れが開いて居る箇所や欠落箇所はありません。そのため演奏で手が引っかかるようなこともありません。尚、ボディ部分のセルバインディングにヒビは生じていません）ブリッジが再接着されているように見えます。（現状、ボディとの隙間はありません。）【スペック】トップ：スプルース単板サイド：ハカランダ合板（割れ止めがないため）バック：ハカランダ単板（ブラジリアンローズ）6弦12f… 2.1mm1弦12f… 1.9mm